令和7–9年度 厚生労働科学研究費補助金・難治性疾患政策研究事業
先天性骨系統疾患の医療水準と患者QOLの向上を目的とした研究
研究班の概要
当研究班の概要
研究班組織
当研究班の概要
骨系統疾患とは骨や軟骨の発生や分化、成長の障害により、全身の骨格に異常をきたす疾患群の総称で、多くは単一遺伝子病です。重症な場合は胎児期から骨格の異常を指摘されます。低身長や関節機能障害、神経症状などの多彩な症状や合併症を伴い、患者さんの日常生活動作(activity of daily living;ADL)や生活の質(quality of life; QOL)に大きな影響を及ぼします。治療は対症療法がほとんどで、有効な治療法がない難治性疾患です。
本研究班における基本的な対象疾患は、指定難病の先天性骨系統疾患であるタナトフォリック骨異形成症、軟骨無形成症、低ホスファターゼ症、骨形成不全症、大理石骨病、TRPV4異常症です。また、指定難病ではないが小児慢性特定疾病の対象となっている2型コラーゲン異常症関連疾患、カムラティ・エンゲルマン症候群、骨硬化性疾患、内軟骨腫症、未認定の骨パジェット病も対象に含めています。本研究班では、学会や患者会などと連携し、診療ガイドラインの改訂と普及、患者さんの実態調査、疾患レジストリの活用、移行期医療の適切化などを進めることにより、これらの疾患の医療水準と患者QOLの向上をめざします。
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研究班組織
研究代表者
道上 敏美
大阪府立病院機構大阪母子医療センター 研究所長
研究分担者
窪田 拓生
大阪府立病院機構大阪母子医療センター 内科系診療局長
澤井 英明
兵庫医科大学 看護学部 特命教授
芳賀 信彦
国立障害者リハビリテーションセンター 総長
鬼頭 浩史
あいち小児保健医療総合センター 副センター長
伊東 伸朗
東京大学 大学院医学系研究科 特任准教授
山田 崇弘
北海道大学 臨床遺伝子診療部 教授
難波 範行
鳥取大学 医学部 教授
松下 雅樹
名古屋大学 整形外科 病院講師
蒔田 芳男
旭川医科大学 遺伝子診療カウンセリング室 教授
岡田 慶太
東京大学 医学部附属病院 講師
宮嵜 治
国立成育医療研究センター 放射線診療部 診療部長
菅野 潤子
東北大学 大学病院 講師
大幡 泰久
大阪大学 大学院医学系研究科 講師
長谷川 高誠
岡山大学 学術研究院 医療開発領域 講師
山田 知美
大阪大学 医学部附属病院 未来医療開発部 特任教授(常勤)
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